藤勇醸造

鉄と魚の街の甘口醤油

釜石市は山海の幸に恵まれるだけではなく、そうした新鮮な食材を活かせる調味料としての醤油にも恵まれております。その醤油を造っている明治創業の藤勇醸造より、釜石おふくろの味についてお届けします。

三陸の海の幸に合う、まろやかな甘さと濃厚な旨みの濃口醤油。その風味は東北から遠く離れた北九州の醤油を感じさせます。釜石出身者はもちろん、市外出身の方でも、わざわざお取り寄せするほどの熱烈な「富士醤油」ファンが全国各地にいます。そんな「富士醤油」はまさに釜石のソウルフード!世界三大漁場・いわて三陸の海の幸に合う醤油として、創業より愛され続ける藤勇醸造のベストセラー商品です。

藤勇醸造では「十割糀(こうじ)みそ」「しょうゆ糀」など新たな発酵食品やスイーツなど商品開発に力を入れており、多くの新商品を生み出しています。「しょうゆ糀」は自然な甘みが引き出す旨みが特徴で、醤油感覚で使える新しい調味料です。 また、「十割糀みそ」は藤勇醸造こだわりの糀を贅沢に使用し、糀の甘みと深い旨みが特徴です。お味噌汁はもちろん、焼きおにぎりにしたり、野菜にディップしたりしても美味しく頂けます。

明治35年創業の藤勇醸造は、戦争や東日本大震災を含め、3回被災しており、その度に1から醤油造りを再出発させてきました。特に東日本大震災の後、パソコンを開いたら、近隣のお客様から全国のお客様も含めて「もう一度頑張ってほしい」「もう一度造って欲しい」とのメールが数百件きており、製造再開の大きな励みになったそうです。

震災後は特に、「しょうゆ・みそ市場の縮小や発行食文化の衰退」に危機を感じており、 糀を使った商品も多く出しはじめた藤勇醸造。糀には、タンパク質をつくるアミノ酸や30種類以上の酵素があると言われており、健康食の代表格とも言われています。また、栄養価が高いだけではなく、美容効果も高いのが糀の特徴で、個人差はありますが、毎日摂取をしているだけで体の保湿成分が上がるなど、健康・美容の分野でも多きな期待があると言われています。

創業以来、3回にわたり甚大な被害を受けた藤勇醸造。それでも1からやり直し、現代まで続いているのは、釜石の味として、多くのお客様に愛された証です。百十余年愛される、三陸釜石おふくろの味。食卓の味が「かける」だけでもっと美味しくなる製鉄所ゆかりの甘口醤油、味噌や糀など釜石の味を是非ご堪能ください。