鵜住居トモス運営課では、鵜住居駅前地区公共施設「うのすまい・トモス」の施設管理を行っています。「うのすまい・トモス」は、津波伝承施設「いのちをつなぐ未来館」、東日本大震災による津波の犠牲者を追悼する「祈りのパーク」、地域の拠点の商業施設「鵜の郷交流館」などから成る、公共施設が複合的に配置された、地域活動や観光交流を促進する鵜住居駅前エリアです。
「いのちをつなぐ未来館」は、東日本大震災の伝承と、未来へいのちをつなぐ防災学習を、地域とともに継承及び発展させることを目的として運営されています。私たちは、「語り部」として震災の体験を詳しくお伝えしたり、何度訪れても新しい発見があるように、企画展を開催しています。また、震災の経験を伝えるだけに留まらず、あるべき災害に対する備えや、釜石式の防災教育に関するプログラムも、小学生から社会人まで幅広い方々に提供しています。
プログラム造成・実施にあたっては、付近の他施設や他団体との協働を積極的に行っており、例えば、防潮堤を管理する岩手県沿岸広域振興局の方々や、釜石鵜住居復興スタジアムを管理されている市職員の方々と、インフラツーリズムとしての「防潮堤見学」や「復興スタジアム見学」を提供しています。
より多くの方々にお越しいただけるように、また地域の方々により親しみを持っていただくために、定期的にイベントも開催しています。「うのすまい・トモス朝市」では、釜石の特色でもある「海」と「山」の双方の魅力をお届けすべく、地域の事業者様と一体となって、地元の産品を販売しています。