観光地域づくり法人 (DMO) として、地方創生を担う

株式会社かまいしDMCは、2018年4月に「観光を通して釜石市を豊かにする」目的で設立された地域DMOです。DMO(Destination Management Organization)とは、「観光地域づくり法人」と呼ばれる組織で、データを活用したマーケティングや、観光コンセプト策定、観光関係者の連携調整などを通して、地域の観光をマネジメントする役割を担っています。観光庁がその設立や運営を支援するなど、国からも地方創生の中核として期待される存在です。

伝統的な観光地ではない釜石で、新しい観光の形を推進

2011年に震災を経験した釜石市は、震災復興の柱としての「観光」の可能性に着目しました。しかし、釜石市は本来観光地ではなく、差別化できる名所や特産品はありませんでした。その中で価値を見出したのが「過去に震災や戦災を経験しながらも、その度に復活を遂げてきたストーリー」でした。そこに着想を得て、市の観光コンセプトとして掲げられたのが「釜石オープン・フィールド・ミュージアム」構想です。

これは、釜石のまち全体を「屋根のない博物館」に見立てる考え方です。地域で生業を営む人々や、復興の過程で活躍してきた方々との交流を通じて、釜石が育んできた自然・文化・想いなど、釜石のストーリーをより深く体験できる観光を提供することを目指しています。そして、近代製鉄発祥の地として、外来の方々に支えられ栄えた釜石に根付いているオープンマインドなおもてなしを楽しんでいただきたいと思っています。

サステイナブル・ツーリズムをこれからの「当たり前」として実践

また、私たちは、観光の「未来」を見据え、サステイナブル・ツーリズム(観光SDGs)への取り組みを積極的に行ってきました。釜石市は、2018年に日本で初めて国際認証機関 グリーン・デスティネーションズ の「世界の持続可能な観光地トップ100選」に選ばれて以来、4年連続で選出され続けています。これらの先進的な取り組みが評価され、かまいしDMCとして「第13回観光庁長官表彰」をいただくこともできました。

地方創生の最前線で、未来のまちづくりの中核を担ってほしい

私たちは創業以来、オートキャンプ場、津波伝承施設などの施設管理の他、地域商社事業、旅行マーケティング・研修やワーケーションプログラム開発など、事業範囲を拡大し続けており、チャレンジできるフィールドは無限に広がっています。実際に釜石市からも「観光」という枠組みに留まらず、関係人口や移住定住人口の増加に貢献してほしいという期待をもらっています。

釜石は、全国から視察も絶えない、地方創生の現場の最前線です。ともに、釜石そして全国の地方創生の取り組みの先駆けとなるような事業を創っていきませんか?

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