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「世界の持続可能な観光地TOP100選」に釜石市が5年連続で選出されました

この度、釜石市と株式会社かまいしDMCにて共同で申請手続きを行っておりました、「世界の持続可能な観光地TOP100選」に5年連続で選出されたことを報告します。

1.「世界の持続可能な観光地TOP100選(Green Destinations Top 100 Stories)」について

「世界の持続可能な観光地TOP100選(以下、TOP100選)」は、世界中の観光地から持続可能な観光の取り組みに関する優良事例(グッド・プラクティス・ストーリー)を募集し、高い評価を獲得した100地域が選出されるもの。評価は、完成度、革新性、有効性、横展開のしやすさ、関連する持続可能性の領域(環境、経済、社会)の数などの観点から行われます。
TOP100選は、オランダに本部を置く国際的な認証機関のグリーン・デスティネーションズ(以下、GD)の主催により毎年開催されています。GDは、世界持続可能観光協議会(GSTC)から認定を受けている数少ない認証機関であり、持続可能な観光の取組を地域単位で評価し、表彰や認証を⾏っています。国際的にも認知度が高い団体です。
なお観光庁は、2020年に「日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)」を公表し、持続可能な観光の普及促進を進めており、意欲的な取り組みを進める地域に対しては、GDの表彰や認証への取り組みを推奨しています。

2.釜石市の選出について
釜石市と株式会社かまいしDMCが共同で申請手続きを行った結果、GDより選出の連絡がありました。釜石市の選出は、2018年より5年連続となります。
提出した優良事例(グッド・プラクティス・ストーリー)は、「漁船の活用による観光船の復活」をテーマに、釜石湾漁船クルーズを取り上げたもの。東⽇本⼤震災で観光船はまゆりが廃船になったことによる観光船の再生への課題に対し、漁船という既存の資源を活⽤することで、初期費⽤・固定費⽤を最小限に抑え、⼤型観光船よりも臨場感のあるクルーズ体験が可能となったこと、結果として、漁師の所得向上や誇りの醸成に繋がっていることなどを紹介。また、岩手大学との連携により、採水した海水中のマイクロプラスチックを乗船客が顕微鏡で確認し、海洋環境の変化や要因を学ぶことができるプログラムも併せて実施しており、環境面への貢献についても評価されています。

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